カーリースで車がもらえるプランの真実!知っておくべきデメリットと購入との徹底比較
車を持つ方法は「現金一括」や「ローン」だけではありません。近年、月々の支払いを定額にできる「カーリース」が注目されていますが、その中でも特に人気を集めているのが、契約満了時にそのまま車が自分のものになる「もらえるカーリース」です。「借りる」から「もらう」へ。一見すると理想的なプランに見えますが、そこには契約前に必ず知っておくべき「長期契約のリスク」や「見えないコスト」が存在します。
この記事では、カーリースのプロフェッショナルとして、もらえるプランの仕組みから、現金購入との緻密な費用比較、そして10年後のメンテナンスリスクまでを徹底的に解説します。これを読めば、あなたが「もらえるカーリース」を選ぶべきか、それとも別の手段を選ぶべきかが明確になります。
カーリース契約満了時に車が「もらえるプラン」の仕組みとは
これまでのカーリースといえば、「契約期間中だけ車を借りて、期間が終わったら返却する」というのが常識でした。しかし、近年のトレンドは大きく変わってきています。なぜ、リース会社は高価な車を最終的にユーザーに譲渡することができるのでしょうか。まずはその仕組みと、通常のリースとの決定的な違いを紐解いていきましょう。
なぜ「返却」ではなく「もらえる」のか?
通常のカーリース(返却前提)と、もらえるカーリースの最大の違いは、「残価(残存価格)」の扱いにあります。
<通常のカーリース(残価設定あり)>
通常のカーリースでは、契約満了時の車の下取り予想価格(残価)をあらかじめ設定し、車両本体価格からその残価を差し引いた金額を分割して支払います。
- 例:200万円の車で、5年後の残価を50万円に設定した場合、支払うのは差額の150万円分(+諸費用・金利分)です。
- 支払いが安くなる代わりに、50万円分の価値が残っている車を返却しなければなりません。
<もらえるカーリース(残価設定なし・または0円)>
一方、もらえるプランでは、基本的に契約満了時の車の価値を「0円」と見なすか、あるいは契約期間中に車両価格の全額(200万円すべて)を支払い切る設定になっています。
- 車両代金のすべてを契約期間(7年、9年、11年など)で分割して支払うため、契約満了時にはリースの支払いが完了し、所有権をリース会社から利用者に移転することが可能になります。
つまり、もらえるカーリースとは、「長期の分割払いで車を購入し、その間の税金やメンテナンスをリース会社に管理してもらうサービス」と言い換えることができます。実質的には、マイカーローンとメンテナンスパックが一体化した「サブスクリプション型購入」に近い性質を持っています。
クローズドエンド方式と「もらえる」の関係
カーリースの契約方式には「オープンエンド」と「クローズドエンド」の2種類がありますが、もらえるプランの多くは「クローズドエンド方式」、あるいはそれに準じた特殊な契約形態を採用しています。
- オープンエンド方式:契約時に設定した残価と、返却時の実際の市場価格との差額を精算する方式です。市場価格が下がっていれば追加請求が発生します。
- クローズドエンド方式:契約終了時の残価精算を行わない方式です。

もらえるプランの場合、最終的に車を譲渡するため、返却時の市場価値(査定額)を気にする必要がありません。
したがって、残価精算のリスクが発生しないクローズドエンド方式(または残価0円設定)が採用され、ユーザーは契約終了時の追加出費を恐れることなく車に乗り続けることができます。
どのような人が「もらえるプラン」を選んでいるのか
このプランは、以下のようなニーズを持つ層から絶大な支持を得ています。
- 「いつかは自分のものにしたい」という所有欲がある人:掛け捨てのように支払い続けることに抵抗がある層。
- 1台の車を長く大切に乗り潰したい人:頻繁な乗り換えよりも、愛着のある車と長く付き合いたい層。
- 地方在住で走行距離が非常に多い人:通勤や送迎で毎日数十キロ走り、通常のリースの距離制限(月1,000kmなど)では足りない層。
- 車を自分好みにカスタマイズしたい人:キャンプ仕様に改造したり、オーディオにこだわったりしたい層。
これらのニーズに対して、従来の「返却型リース」では応えきれなかった部分をカバーしているのが、もらえるカーリースの正体なのです。
カーリースで車をもらえるメリット
「車をもらえる」という結果だけでなく、リース期間中の使い勝手や精神的な自由度においても、もらえるプランには大きなメリットが存在します。これらは、従来のカーリースの「窮屈さ」を解消するものです。
メリット1:走行距離制限からの解放
一般的なカーリースには、「月間1,000km」や「月間1,500km」といった走行距離制限が設けられています。これを超過すると、返却時に1kmあたり5円〜10円程度の違約金(追加精算金)が発生します。
しかし、もらえるプランでは最終的に車を返却しないため、走行距離制限が撤廃されるケースがほとんどです。
<具体的な恩恵>
- 毎日の往復50kmの通勤でも安心。
- 週末ごとの遠出や、実家への帰省(長距離ドライブ)も気兼ねなくできる。
- 「今月は走りすぎたから、来月は控えよう」といったストレスから解放される。

特に地方在住で車が生活の足となっている場合、距離を気にせず走れることは、生活の質に直結する重要な要素です。
メリット2:カスタマイズ・ドレスアップの自由
通常のリース契約では、返却時に車を借りた時の状態に戻す「原状回復義務」があるため、改造やカスタマイズは原則禁止、あるいは制限されています。
一方、もらえるプランでは将来的に自分の所有物となることが確定しているため、法令の範囲内であれば自由にカスタマイズが可能です。
<可能なカスタマイズの例>
- アルミホイールの交換やインチアップ。
- 最新のカーナビやオーディオシステムへの換装。
- シートカバーの装着や内装のDIY。
- キャンプやアウトドア用のキャリア取り付け。
- エアロパーツの装着(車検対応品に限る)。
「自分だけの車」として愛着を持って育てていくことができる点は、車好きにとって大きな魅力と言えるでしょう。
メリット3:原状回復費用のリスクがない
リース車を返却する際、もっともトラブルになりやすいのが「傷やへこみ」による原状回復費用(精算金)の請求です。
「借りている車だから傷をつけてはいけない」というプレッシャーは、日々の運転において少なからぬストレスとなります。スーパーの駐車場で隣の車にドアをぶつけられないかヒヤヒヤしたり、子供が車内を汚すことに過敏になったりすることもあるでしょう。
車をもらえるプランなら、返却の必要がないため、小さな傷やへこみ、内装の汚れに対する精算義務がありません。
「傷も思い出」として受け入れることができれば、修理するかどうかも自分の判断で決められます。この精神的な気楽さは、特に子育て世代やアウトドア派にとって、金銭以上の価値をもたらします。
メリット4:契約終了後に「資産」が残る
これがもっとも分かりやすい経済的メリットです。
通常のリースは「使用料」を払っているだけなので、契約が終われば手元には何も残りません。しかし、もらえるプランなら車という「現物資産」が手元に残ります。
<資産価値の活用>
- 乗り続ける:メンテナンスをしっかり行えば、リース終了後も数年は費用(税金などは自己負担)だけで乗り続けられます。
- 売却する:11年落ちの車であっても、人気車種(N-BOXやジムニー、タフトなど)であれば、中古車市場で数十万円の値がつくことも珍しくありません。その売却益を、次の車の頭金に充てることも可能です。
- 譲る:免許を取ったばかりの子供に、練習用の車として譲ることもできます。
支払った金額が「消えてなくなる」のではなく、「モノ」として蓄積される感覚は、日本人にとって馴染み深い「所有」の満足感を満たしてくれます。
もらえるカーリースのデメリットと注意点
ここまでメリットを中心に見てきましたが、当然ながらデメリットも存在します。特に「コスト」と「時間」に関するリスクは、契約前にしっかりと理解しておかなければなりません。ここを見落とすと、数年後に大きな後悔をすることになります。
デメリット1:支払総額が現金一括やローンより割高になる
「月々1万円」という手軽さに隠れがちですが、支払総額(トータルコスト)で見ると、もらえるカーリースはもっとも高額な購入方法の一つです。
なぜ高くなるのでしょうか?その理由は、月額料金に含まれる要素にあります。
カーリースの料金には、車両本体価格に加え、以下の費用が含まれています。
- 登録諸費用
- 契約期間分の自動車税
- 契約期間分の重量税・自賠責保険
- メンテナンス費用
- リース会社の利益と手数料(金利相当分)
特に5番目の「手数料」がポイントです。リース会社は、11年という長期間にわたって税金支払いやメンテナンス管理を代行するため、その事務手数料や金利相当分を料金に上乗せしています。
また、7年〜11年という長期分割払いになるため、金利負担も大きくなります。

現金一括払いと比較すると、車種によっては総額で30万円〜50万円以上の差が出ることも珍しくありません。
「安く車を買う」ことが目的ならば、カーリースは最適解ではありません。「資金繰りを楽にする」「管理の手間をお金で買う」サービスであることを理解する必要があります。
デメリット2:原則として中途解約ができない(違約金リスク)
カーリースにおける最大のリスクが「中途解約」です。
カーリース契約は、契約期間全体で車両代金を回収する仕組みになっているため、原則として契約期間中の解約はできません。
もし、やむを得ない事情(海外転勤、免許返納、経済的困窮など)で解約しなければならない場合、「残りのリース料全額」を一括で支払うなどの厳しい違約金(解約金)を請求されます。
もらえるプランは9年、11年といった超長期契約が前提となるため、その間にライフスタイルが変わる確率は非常に高いと言えます。
- リスクシナリオ:
- 独身時代に軽自動車の11年リースを契約。
- 3年後に結婚し、子供が双子で生まれた。
- 軽自動車では手狭になったが、解約するには100万円以上の違約金が必要で、乗り換えられない。
- 結果、窮屈な車に乗り続けるか、高い違約金を払って解約するかの二択を迫られる。
このように、「未来の拘束」が非常に強い契約であることを覚悟しなければなりません。
デメリット3:車の老朽化とメンテナンス費用の増加
「11年契約で月々定額」といっても、車は機械です。経年劣化は避けられません。
新車のうちはオイル交換程度で済みますが、7年、9年と経過するにつれて、交換が必要な部品は増え、故障のリスクも高まります。
<10万キロ/10年前後で発生しやすい高額修理 >
- タイミングベルト/チェーン:交換費用 5万円〜
- オルタネーター(発電機):交換費用 5万円〜
- ウォーターポンプ:交換費用 2万円〜
- エアコンのコンプレッサー:交換費用 5万円〜10万円
- サスペンションやブッシュ類の劣化:乗り心地の悪化
多くのカーリースの「メンテナンスパック」は、オイル交換や車検費用はカバーしていても、こうした突発的な故障や重整備(エンジントラブルなど)まではカバーしていないことが一般的です。
「定額だと思っていたのに、10年目にエアコンが壊れて10万円の出費が出た」という事態は十分に起こり得ます。

車をもらう直前の時期に、維持費が跳ね上がるリスクがあるのです。
デメリット4:もらった後の維持費は自己負担
契約が満了し、晴れて車が自分のものになった後は、当然ながらすべての維持費が自己負担となります。
これまで月額料金に含まれていた自動車税、重量税、自賠責保険料、車検代を、今度は自分で管理し、支払わなければなりません。

また、13年を超えたガソリン車は、自動車税や重量税が重課(増税)される制度があります。
「もらったはいいけれど、ボロボロの車に高い税金と修理代がかかる」という状態になり、結局すぐに手放してしまうケースも考えられます。資産になるとはいえ、それは「維持費のかかる資産」であることを忘れてはいけません。
【徹底比較】もらえるカーリース vs 現金一括 vs カーローン
「結局、金銭的にはどのくらい損なのか?得なのか?」
この疑問を解消するために、具体的な数字を用いて比較シミュレーションを行います。
モデルケースとして、日本で最も売れている軽自動車「ホンダ N-BOX」を購入・利用する場合を想定します。
シミュレーション条件:
- 車種:ホンダ N-BOX(車両本体価格 約174万円+オプション・諸費用=乗り出し約210万円と仮定)
- 利用期間:11年間
- 比較対象:
- 現金一括払い
- 銀行系マイカーローン(金利2.8%、借入期間10年)
- もらえるカーリース(11年契約、定額カルモくん等を想定)
| 比較項目 | ① 現金一括払い | ② 銀行系カーローン(10年) | ③ もらえるカーリース(11年) |
| 初期費用(頭金) | 約210万円 | 0円 | 0円 |
| 月々の支払い | 0円 | 約20,000円 | 約21,000円〜23,000円 |
| ボーナス払い | なし | なし | なし(設定可能) |
| 金利・手数料総額 | 0円 | 約30万円(金利2.8%想定) | 約50万円〜(推定) |
| 期間中の税金 | 毎年自分で納税 | 毎年自分で納税 | コミコミ(リース料に含む) |
| 車検費用 | その都度支払い(計4-5回) | その都度支払い(計4-5回) | コミコミ(プランによる) |
| メンテナンス費 | その都度支払い | その都度支払い | コミコミ(プランによる) |
| 11年間の支払総額目安 | 約280万円 | 約310万円 | 約340万円〜 |
| 主なメリット | 総額が最安。金利ゼロ。 | 所有権がある。繰り上げ返済可。 | 突発出費ゼロ。家計管理が楽。 |
| 主なデメリット | 手元の貯金が激減する。 | 審査が必要。維持費は別途発生。 | 総額が最高。中途解約不可。 |
※上記の金額は概算であり、実際の金利、リース会社のプラン、メンテナンス範囲によって変動します。
比較分析:誰がどれを選ぶべきか?
① 現金一括払いが正解な人
「とにかく総額を安く抑えたい」という人にとっては、現金一括が間違いなく最強の選択肢です。金利や手数料を一切払う必要がないため、経済合理性は最も高いです。ただし、手元の資金が200万円以上減るため、教育費や住宅購入の頭金、あるいは病気などの緊急予備資金が不足しないか、慎重に検討する必要があります。
② カーローンが正解な人
「手元の現金を残しつつ、所有権を持ちたい」という人に向いています。銀行系ローン(金利1%〜3%程度)であれば、リースよりも金利負担を抑えられる可能性があります。ただし、税金や車検の時期には別途まとまったお金が必要になるため、家計管理能力が問われます。また、10年ローンなどの長期ローンは審査が厳しくなる傾向があります。
③ もらえるカーリースが正解な人
「お金の計算や管理をしたくない」「貯金を崩したくない」「月々の支払いを完全にフラットにしたい」という人に向いています。
表を見ると総額は最も高くなりますが、その差額(数十万円)は、「11年間の管理代行手数料」および「資金を手元に残しておける保険料」と考えることができます。
例えば、手元の200万円を投資に回して年利3%で運用できれば、11年間で約70万円以上の利益を生む可能性もあり、一概に「リースが損」とは言い切れない側面もあります。これを「機会損失の回避」と捉えることができる人には、合理的な選択肢となります。
失敗しないカーリース「もらえるプラン」の選び方
「もらえるカーリース」を提供する会社は増えていますが、サービス内容は千差万別です。契約してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、チェックすべき3つのポイントを解説します。
ポイント1:メンテナンスパックの適用範囲を精査する
10年以上乗ることを前提とするなら、メンテナンスパックの内容は最重要チェック項目です。
多くの会社が「メンテナンス込み」と謳っていますが、その中身には大きな差があります。
<要注意レベル(簡易パック)>
- 内容:エンジンオイル交換、車検基本料のみ。
- リスク:タイヤ交換、バッテリー交換、ブレーキパッド交換などがすべて自己負担になります。これらは11年間で必ず複数回発生し、合計で20万円〜30万円以上の出費になる可能性があります。
<推奨レベル(フルメンテナンスパック)>
- 内容:上記に加え、タイヤ交換、バッテリー交換、ワイパーゴム、ブレーキオイル、冷却水、各種消耗品交換を含む。
- メリット:ほぼガソリン代だけで乗り続けられる状態に近づきます。特にタイヤ交換が含まれているかは、維持費に大きく影響します。
ポイント2:中途解約や乗り換えの柔軟性を確認する
前述の通り、カーリースは原則解約不可ですが、一部のリース会社は「一定期間経過後の解約・乗り換え」を認めているプランを提供しています。
11年という長い期間、ライフスタイルが変わらない保証はどこにもありません。リスクヘッジとして、柔軟性のあるプランを選ぶことは非常に賢い選択です。
- 柔軟なプランの例:
- オリックスカーリース「いまのりナイン/イレブン」:契約から7年または9年が経過すると、違約金なしで自由に返却や乗り換えが可能になります。これは長期契約の拘束感を劇的に和らげる強力なメリットです。
ポイント3:名義変更にかかる費用と条件
「もらえる」といっても、最後に数万円の手数料がかかる場合があります。
- リサイクル料金:契約時に預託されているリサイクル料金(1万円前後)を、譲渡時に支払う必要があるか?
- 名義変更手数料:リース会社から自分名義に変更するための代行手数料(数千円〜数万円)は誰が負担するのか?
- 自動車税の精算:譲渡のタイミングによっては、未経過分の自動車税の精算が必要になる場合があります。
これらが「0円」なのか「自己負担」なのか、契約書や重要事項説明書で事前に確認しておきましょう。
おすすめの「車がもらえる」カーリース3社
徹底リサーチの結果、自信を持っておすすめできる「もらえるカーリース」を3社厳選しました。それぞれの特徴と、どんな人に合っているかを解説します。
1. カーリースカルモくん(ナイル株式会社)

業界最安水準&「もらえるオプション」の柔軟性が魅力
「おトクにマイカー 定額カルモくん」は、テレビCMでもおなじみの人気カーリースです。最大の特徴は、プランの柔軟性とコストパフォーマンスの高さです。
- もらえる条件:7年以上の契約を選択し、月額500円程度の「もらえるオプション」に加入すること。
<おすすめポイント>
- 業界最安水準:11年契約などの長期プランを選ぶことで、月額料金を極限まで抑えられます。
- 走行距離無制限:7年以上の契約なら、もらえるオプション加入で走行距離制限がなくなります。
- メンテナンス:返却時の原状回復費用を補償するプランもあり、安心感が高いです。
- 審査について:比較的間口が広く、ブラックリスト明けの方でも相談可能なケースがあるなど、柔軟な審査体制も評判です。
2. オリックス カーリース・オンライン(オリックス自動車)

「途中で乗り換え・返却OK」のリスクヘッジ最強プラン
オリックス自動車の「いまのりナイン(9年契約)」「いまのりイレブン(11年契約)」は、長期契約のリスクを懸念する人に最適なプランです。
- もらえる条件:契約満了まで利用すれば、車は無償譲渡されます。
<おすすめポイント>
- 途中解約が可能:9年契約なら7年後から、11年契約なら9年後から、違約金なしで「返却」「乗り換え」が選べます。「もらうつもりだったけど、やっぱり新しい車が欲しくなった」という心変わりに対応できるのは、オリックスだけの強みです。
- 車検無料クーポン:契約期間中の車検基本料やオイル交換が無料になるクーポンが付いてくるため、メンテナンス費用も抑えられます。
- 信頼性:大手オリックスグループの直営であり、安心感は抜群です。
3. MOTAカーリース(株式会社MOTA)

「全車種もらえる」シンプルさとカスタム自由度が売り
MOTAカーリースは、「すべての契約が、最後に車をもらえる前提」で作られているサービスです。返却という選択肢を最初から排除することで、非常にシンプルなルールを実現しています。
- もらえる条件:契約満了時に必ずもらえます(返却の必要なし)。
<おすすめポイント>
- カスタム完全自由:最初から自分の車になることが決まっているため、納車直後からカスタムし放題です。
- 走行距離無制限:全プランで距離制限がありません。
- 残価精算なし:クローズドエンド方式を採用しており、市場価格の変動リスクがありません。
- 注意点:オリックスのような途中解約オプションはないため、最後まで乗り切る覚悟が必要です。しかし、その分「自分の車」という感覚は最も強く持てるでしょう。
もらえるカーリースの追加費用に関する詳細:知っておくべき「隠れたコスト」
定額が売りのカーリースですが、利用者が別途負担しなければならない費用も存在します。これらを見落としていると、家計の計算が狂ってしまいます。
1. 任意保険(自動車保険)は別途加入が必須
カーリースの月額料金には「自賠責保険(強制保険)」は含まれていますが、「任意保険」は含まれていません。
もし事故を起こした場合、自賠責保険だけでは相手方の車や自分の車の修理費、高額な賠償金はカバーできません。
特にカーリースの場合、「リースカー車両費用特約」が付いた任意保険への加入を強く推奨します。
通常の車両保険では、全損事故で中途解約になった際の「違約金」まではカバーしきれない場合があります(車両の時価額までしか支払われないため)。リース特約をつけていれば、この違約金と保険金の差額を補填してくれるため、万が一の際の借金リスクを回避できます。
2. 駐車場代とガソリン代
当たり前のことですが、駐車場代とガソリン代は自己負担です。
特に最近はガソリン価格が高騰しているため、燃費の良い車(ハイブリッドカーや最新の軽自動車)を選ぶことが、トータルコストを下げる鍵となります。
3. 冬用タイヤなどの季節用品
雪国に住む方にとって必須のスタッドレスタイヤや、そのホイール代は、基本的に月額料金に含まれていません(オプションで追加できる会社もありますが、割高になることが多いです)。
3〜4年に一度の買い替え費用(数万円〜10万円)は、別途積み立てておく必要があります。
審査について:カーリースもらえるプランは通りやすい?
「長期契約だから審査が厳しいのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。しかし、実は逆の側面もあります。
審査の仕組み
カーリースの審査は、主に提携している信販会社(オリコ、ジャックス、アプラスなど)が行います。チェックされるのは、主に以下の項目です。
- 年収:200万円以上がひとつの目安。
- 職業・勤続年数:安定した収入があるか。
- 信用情報:過去にクレジットカードやローンの滞納がないか。
- 他社借入額:住宅ローンやスマホの分割払いなどを含めた、年収に対する返済比率。
長期契約の有利な点
もらえるプランのような長期契約(9年、11年)は、月々の支払額が安くなります。
例えば、200万円の車を3年で払うと月5万円以上になりますが、11年なら月2万円程度で済みます。
審査においては「年収に対する年間返済額の比率(返済負担率)」が重要視されるため、月々の支払額が低い長期リースの方が、審査のハードルは下がる(通りやすくなる)傾向があります。
ただし、いわゆる「ブラックリスト(信用情報機関に異動情報が登録されている状態)」の場合は、一般的な信販会社の審査には通りません。その場合は、自社審査を行っている中古車リースなどを検討する必要があります。
まとめ:もらえるカーリースは「安心を買う」選択
カーリースで車がもらえるプランについて、メリットからリスク、費用比較まで徹底的に解説してきました。
結論として、もらえるカーリースが「正解」なのは次のような人です。
- 1台の車を長く大切に使い、最終的に自分の資産にしたい人。
- まとまった頭金を出さず、貯金を手元に残しておきたい人。
- 車検や税金の時期に家計が乱れるのを防ぎたい人。
- 走行距離を気にせず、マイカーのように自由に走りたい人。
一方で、「総額コストを最優先で安くしたい人」や「数年後に生活がどう変わるか分からない人」には、現金購入や短期リースをおすすめします。
カーリースは決して「魔法の杖」ではありません。金利手数料という対価を支払うことで、資金の流動性と管理の利便性を手に入れるサービスです。
しかし、11年という長い時間を共にするパートナーとして車を迎えるにあたり、「月々の支払いが一定で安心できる」という価値は、現代の不透明な経済状況において非常に大きなメリットとなり得ます。
あなたのライフプランに合わせ、もっとも納得感のある乗り方を選んでください。
よくある質問(FAQ)
最後に、「カーリース もらえる」に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. もらえるプランの審査は厳しいですか?
A. 一般的なカーローンと同程度ですが、長期契約により通りやすい傾向もあります。
年収や信用情報がチェックされる点はローンと同じです。ただし、もらえるプランは契約期間が長く、月々の支払額が低く抑えられるため、年収に対する返済負担率が下がり、審査に有利に働くケースがあります。定額カルモくんなど、幅広い層に向けた審査を行うサービスも存在します。
Q2. 契約途中で事故を起こして車が全損したらどうなりますか?
A. 強制解約となり、高額な違約金が発生するリスクがあります。
修理不能(全損)となった場合、リース契約は継続できず強制終了となります。この際、残りの期間のリース料や残価を含めた解約金を一括で請求されます。このリスクを回避するために、必ず「リース特約」を付帯した任意保険(車両保険)に加入してください。自賠責保険だけでは絶対に足りません。
Q3. 車をもらう時に税金はかかりますか?
A. 一般的な大衆車であれば、基本的にかかりません。
無償で車をもらう行為は「贈与」にあたりますが、贈与税には年間110万円の基礎控除があります。11年落ちの軽自動車やコンパクトカーの市場価値が110万円を超えることは稀であるため、通常は贈与税の対象外となります。ただし、高級車や希少車の場合は価値が残る可能性があるため、専門家への確認をおすすめします。
Q4. 11年も乗って、車は壊れませんか?
A. 適切なメンテナンスを行えば乗れますが、消耗品の交換費用は増えます。
現代の日本車は耐久性が高く、11年・10万キロ程度ではエンジン自体が壊れることは稀です。しかし、ゴム部品、バッテリー、エアコン、オルタネーターなどの補機類は消耗品であり、交換時期が訪れます。これらの修理費用も見越して、充実したメンテナンスパックに加入しておくことをおすすめします。
