カーリース各社
PR

エンキロは買取可能?ローンとどっちが得か、費用やメリット・デメリットを完全網羅

カリノル
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

エンキロは契約満了後に車を買取ることが可能です。しかも「走った分だけ払う」仕組みのおかげで、支払った距離料金が買取価格に充当されるため、使い方次第では非常に安くマイカーを手に入れられる可能性もあります。

ローンと比較して「どっちが得か」は、資金の流動性を重視するか、総支払額を重視するかで決まります。

この記事では、エンキロ独自の買取メカニズム、ローンとの詳細な比較、買取時にかかる具体的な費用、そして知っておくべきメリット・デメリットを徹底的に解説します。

この記事でわかること・得られるメリット

  • エンキロ独自の「距離料金還元」システムにより、買取価格がどう安くなるかがわかる
  • 「ローン購入」と「エンキロ利用」のどちらがあなたのライフスタイルで得かが判断できる
  • 買取時に必要な費用(手数料、税金など)の全貌を把握し、資金計画が立てられる
  • 契約満了時に「損をした」と後悔しないための、賢い選択基準とリスク回避術が身につく
  • エンキロ専用の自動車保険やメンテナンス制度が、買取後の維持にどう影響するかがわかる

エンキロは契約終了後に買取が可能!その独自の仕組みを徹底解剖

新しい車の乗り方として注目を集めている「カーリース」や「車のサブスクリプション」。月々定額で新車に乗れる手軽さが人気ですが、多くの人が抱える不安の一つに「結局、自分のものにならないんでしょ?」という点があります。

一般的なカーリースサービスの多くは、契約期間が終われば車を返却することを前提としており、買取(自分のものにすること)ができないケースも少なくありません。しかし、エンキロ(エンキロ)は契約満了後に車を買取ることが公式に認められています

単に「買い取れる」というだけでなく、エンキロには他社にはない画期的な料金システムがあり、それが買取時の価格決定に大きく影響します。ここでは、まずエンキロの基本サービスと、買取が可能になる仕組み、そして独自の「距離料金」がどのように作用するのかを、専門的な視点を交えつつ、わかりやすく解説していきます。

契約満了時の3つの選択肢と柔軟性

エンキロの契約期間は、国産新車であれば3年、5年、7年などから選ぶことができます。そして、その契約期間が終了した際、利用者は以下の3つのコースから、その時の状況に合わせて自由に選択することができます。

  1. 車を返却する(乗り換え・終了)
    車をリース会社に返却して契約を終了します。ライフステージの変化に合わせて、別の新車(例えば、独身時代はスポーツカー、結婚後はミニバンなど)に乗り換える場合も、一度返却扱いとなります。
    返却時には車両の状態査定が行われ、大きな傷や凹みがある場合は原状回復費用が発生することがあります。
  2. 車を買取る(マイカー化)
    設定された「残価(残存価格)」および所定の手数料等を支払い、車の所有権をリース会社から自分に移転させます。
    これにより、走行距離制限やカスタマイズの制限がなくなり、完全に自分の資産として乗り続けることができます。
  3. 再リース(延長)
    契約期間を延長し、同じ車に乗り続ける選択肢です。残価を元に再計算されたリース料で、新たな契約を結びます
    (※車両の状態や審査結果により選択できない場合もあります)。

ここで非常に重要なポイントは、「買取」や「返却」を選べるのは、原則として契約満了時のみであるという点です。契約の途中(例えば5年契約の3年目など)で「やっぱりこの車が欲しいから買い取りたい」と申し出ても、基本的には対応してもらえません。中途解約扱いとなり、高額な違約金が発生するリスクがあるため、契約期間の設定は慎重に行う必要があります。

独自の「距離料金還元」システムとは

エンキロが他のカーリースと決定的に異なるのは、月額料金の構成要素です。一般的なカーリースは「月額定額」ですが、エンキロは以下の2階建て構造になっています。

  • 1階部分:月額基本料金
  • 車両本体価格(残価を除く)、税金、保険料などを平準化した固定費。
  • 2階部分:距離料金
  • 「1kmあたり◯円」と設定された単価に、その月の走行距離を掛け合わせた変動費。

この「距離料金」こそが、買取時に利用者に大きなメリットをもたらす鍵となります。

通常のカーリースでは、例えば「月間1,500km」といった走行距離上限が設定され、それに基づいて残価(将来の価値)が計算されます。もしあなたが「月間500km」しか走らなかった場合、一般的なリースでは「あまり走らなかった分」の料金は戻ってきません。実質的な「払い損」が発生します。

しかし、エンキロの買取計算式は以下のようになっています。

買取価格 = 設定残価 - (支払済みの距離料金総額 - 税金・経費等)

この計算式が意味することは革命的です。契約期間中にあなたが支払った「距離料金」の一部が、あたかも「将来車を買い取るための積立金」のように扱われ、最後の買取価格(残価)から差し引かれるのです。

あまり走らなかった人(距離料金が少ない人)

  • 毎月の支払額(ランニングコスト)は低く抑えられています。
  • その分、買取時に差し引かれる金額も少ないため、残価に近い金額を支払って買い取ります。
  • 「月々の負担を軽くして乗れた」というメリットがあります。

たくさん走った人(距離料金が多い人)

  • 毎月の支払額は高くなります。
  • しかし、その支払ったお金は消えてなくなるわけではなく、買取価格の減額に使われます。
  • 結果として、契約満了時には驚くほど安い金額(場合によっては0円、さらには返金も!)で車を買い取れる可能性があります。

「たくさん走ると損をする」というのがこれまでのカーリースの常識でしたが、エンキロの買取においては「たくさん走って払った分は、車の代金を先払いしていたのと同じ」という解釈になります。

これにより、走行距離が多いユーザーでも、最終的に買い取ることを前提とすれば、決して損をしない公平な仕組みが構築されています。

オープンエンド方式と残価設定の秘密

エンキロの契約方式は「オープンエンド方式」と呼ばれます。これは、契約時に「○年後のこの車の価値はこれくらいだろう」という「残価(残存価格)」をあらかじめ明示し、契約終了時に実際の査定額との差額を精算する方式です。

クローズドエンド方式(一般的なリース)

  • 残価は非公開。
  • 契約終了時の市場価格が暴落していても、利用者は追加支払いの責任を負わない(その代わり、リース料は高めに設定されがちで、買取ができないことが多い)。

オープンエンド方式(エンキロなど)

  • 残価を公開。
  • 契約終了時に、市場価格が残価を下回っていれば差額を支払う必要がある(残価精算リスク)。
  • その代わり、月額料金を安く設定しやすく、買取の選択権が利用者にある

エンキロで「買取」を選ぶということは、このオープンエンド契約における「残価」を支払うことを意味します。市場価格(中古車相場)が高騰していても下落していても、契約時に約束した「残価」さえ支払えば車は自分のものになります。

例えば、人気車種で中古車相場が跳ね上がり、本来なら200万円で売られているような状態でも、契約時の残価が100万円であれば、100万円(から距離料金分を引いた額)で手に入れることができます。これは、インフレや中古車相場の高騰局面において、非常に強力なヘッジ手段(資産防衛策)となり得ます。

エンキロの買取とローン購入、どっちが得?シミュレーション比較

「最終的に自分のものにするなら、最初からローンで買った方が金利などの面で得なのではないか?」

これは、カーリースを検討する人が必ず直面する疑問です。特にエンキロのように買取が可能なサービスの場合、通常のオートローン(銀行ローンやディーラーローン)との比較は避けて通れません。

ここでは、単純な「支払総額」だけでなく、資金繰り(キャッシュフロー)、リスク管理、そして手間という多角的な視点から、「エンキロでの買取」vs「ローン購入」のどちらが得かを徹底比較します。

総支払額で見る損得勘定

まず、経済的な「総支出額」のみに焦点を当てて比較します。

一般的に、資金に余裕があり、低金利のローンを組めるのであれば、総支払額は「ローン購入」の方が安くなる傾向にあります。

【ローン購入のコスト構造】

  • 車両本体価格
  • 登録諸費用(初期費用)
  • 金利手数料(銀行系なら1〜3%、ディーラー系なら3〜8%程度)
  • 毎年の自動車税(都度払い)
  • 車検費用(都度払い)

【エンキロ(買取)のコスト構造】

  • 車両本体価格相当分
  • リース期間中の税金・自賠責保険料
  • リース会社の手数料・利益
  • 買取時の事務手数料
  • 距離料金(走行距離による)

エンキロの場合、税金や自賠責保険料、そしてリース会社の運営コストや利益が含まれた金額に対して分割払いを行う形になるため、純粋な車両代金に対する金利負担のみのローンと比べると、総支払額はどうしても割高になります。

カリノル
カリノル

特に、リース期間が長くなればなるほど、手数料の総額は増えていきます。

しかし、これには「割引要素」が含まれていません。エンキロの「距離料金還元」や、キャンペーン(キャッシュバック等)を考慮すると、差は縮まる可能性があります。また、エンキロは「残価」を据え置くことで月々の支払いを下げているため、お金の時間的価値(今の1万円は将来の1万円より価値がある)を考慮すると、単純な総額比較だけでは見えてこないメリットがあります。

キャッシュフロー(月々の負担)の比較

次に、家計への影響度、つまり「月々の支払い負担」と「初期費用」で比較してみましょう。ここではエンキロに軍配が上がります

【ローン購入の場合】

  • 初期費用: 頭金を入れる場合や、登録諸費用(数十万円)を最初に現金で支払う必要があるケースが多いです。フルローンでも、初回の出費は大きくなりがちです。
  • 月々の支払い: 車両代金全額を数年で割るため、毎月の返済額は高額になります(例:300万円の車を5年ローンなら月5万円以上)。
  • 維持費の波: 毎年5月の自動車税、2年に1度の車検時に、数万円〜十数万円のまとまった出費が発生し、家計管理を難しくします。

【エンキロの場合】

  • 初期費用: 原則0円で乗り出し可能です。貯金を切り崩す必要がありません。
  • 月々の支払い: 「残価」を最終回に据え置いているため、月々の支払額(基本料金)はローンよりも大幅に安く抑えられます。
  • 維持費の平準化: 期間中の税金や自賠責保険料は月額に含まれているため、春の納税時期に慌てる必要がありません。

「今、手元に現金を残しておきたい」「毎月の固定費を下げたい」というニーズに対しては、エンキロの方が圧倒的に有利(得)です。将来の買取時にまとまったお金が必要になりますが、それまでの数年間で計画的に貯蓄を作れる猶予期間が得られるとも言えます。

資産価値とリセールバリューの観点

車を資産として見た場合、どちらが得でしょうか。

【ローン購入】

  • 完済すれば完全に自分の資産です。いつでも自由に売却でき、売却益を次の車の頭金にすることも可能です。
  • ただし、事故を起こして「修復歴」がつくと、資産価値は激減します。また、人気のない車種や色を選んでしまうと、数年後の売却価格が予想以上に低くなるリスクを自己責任で負います。

【エンキロ(買取前提)】

  • 契約期間中はリース会社の資産ですが、買取後は自分の資産になります。
  • 「残価」という名の「買取保証額」があるようなものと考えることもできます。もし市場価格が暴落して、残価よりも実際の価値が低くなってしまった場合、買取を放棄して「返却」を選び、差額精算をする(あるいは残価保証オプションに入っておく)ことで、損失を限定できる可能性があります。
  • 逆に、市場価格が高騰していれば、安く設定された残価で買い取り、即座に市場で高く売却するという「利食い」も理論上は可能です(※転売目的の契約は禁止されている場合があるため約款確認が必要ですが、買取後の処分は所有者の自由です)。

ライフスタイル別・どっちが得か判定チャート

ここまでの比較を整理し、あなたがどちらを選ぶべきかの指針を示します。

A. ローン購入(または現金一括)が得な人

  1. 資金力がある: 頭金を用意でき、月々の高い返済額も苦にならない。
  2. 長く乗る覚悟がある: 最初から10年以上乗り潰すつもりである。
  3. カスタム重視: 最初から車高を下げたり、パーツを交換したりと、自由に改造を楽しみたい。
  4. 走行距離が予測可能: 極端に走る(年2万km以上)か、全く走らないかが明確で、それに合わせた中古車選びやローン設定ができる。
  5. 総支払額絶対主義: 1円でも総支払額を減らすことが最優先事項である。

B. エンキロ(買取前提)が得な人

  1. 初期費用を抑えたい: まとまった貯金がない、あるいは貯金を投資や教育費に回したいので、手出し0円で新車に乗りたい。
  2. 月々の支払いを安くしたい: 毎月の固定費を下げて、生活にゆとりを持ちたい。
  3. 将来の選択肢を残したい: 「今は気に入っているけど、5年後に家族構成が変わっているかもしれない」。返却も買取も選べる自由度が欲しい。
  4. 走行距離が不規則: 月によって走る距離がバラバラ。エンキロなら「走った分だけ」の支払いで、払い過ぎた分は買取時に還元されるので損がない。
  5. 輸入車に乗りたい: 故障リスクやリセールバリューが不安な輸入車も、リースなら維持費コミコミで計画的に乗れる。

エンキロで買取を選択する5つのメリット

契約満了時に、あえて「返却」ではなく「買取」を選ぶことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。エンキロならではの特性を活かしたメリットを中心に、5つのポイントで解説します。

1. 支払い済み距離料金が購入資金に変わる(実質的な積立)

これこそがエンキロ最大のメリットです。前述した「距離料金還元システム」により、あなたが毎月支払った距離料金は、単なる「使用料」として消えるのではなく、「将来の買取価格の前払い」として機能します。

例えば、毎月コツコツと距離料金を支払ってきた結果、5年後の契約満了時には、設定残価から数十万円が差し引かれることになります。

カリノル
カリノル

感覚としては、満期で解約返戻金が受け取れる積立型保険に近いかもしれません。

さらに、シミュレーションやカスタマーセンターへの問い合わせ情報によると、「支払った距離料金(税抜)の総額」が「設定残価」を上回った場合、その差額が現金で返金されるケースも確認されています。

「車が手に入って、さらにお金も戻ってくる」という、従来のカーリースではあり得ない現象が起こり得るのです。これは、距離料金を一種の「強制貯金」のように活用できることを意味します。

2. 走行距離超過のペナルティが免除される理由

カーリースを利用する上で最大のストレス要因の一つが「走行距離制限」です。「月1,000kmまで」という契約で、それを超えてしまうと、返却時に「1kmあたり10円〜20円」といった高額な違約金を請求されます。これに怯えて、ドライブを控えたりするのは本末転倒です。

しかし、最終的に「買取」を選択すれば、この走行距離超過ペナルティは一切関係なくなります。

なぜなら、車を返却しないからです。リース会社としては、車が返ってこないのであれば、その車が何万キロ走っていようが、どれだけ劣化していようが関係ありません。残価さえ支払ってもらえれば契約は完了します。

エンキロを利用中、「思ったより走りすぎてしまったな…」と焦った場合でも、「じゃあ最後に買い取ればいいや」と切り替えることで、追加請求のリスクをゼロにできるのです。これは精神衛生上、非常に大きなメリットです。

3. 自分の愛車(ワンオーナー車)に乗り続けられる安心感

中古車を購入する場合、前のオーナーがどんな運転をしていたのか、オイル交換はちゃんとしていたのか、車内でタバコを吸っていたのかなど、履歴には見えない不安がつきまといます。

しかし、エンキロで新車から乗っていた車を買い取る場合、その車は「実質ワンオーナー(自分)」です。

慣らし運転はどうしたか、メンテナンスはいつ行ったか、どこに傷をつけたか、全て自分が把握しています。中古車市場で「素性の知れない車」を買うリスクを冒すことなく、自分が手塩にかけて育てた愛車に乗り続けられる安心感は、プライスレスな価値があります。

4. 残価精算リスクを「所有」で回避するテクニック

エンキロはオープンエンド契約であるため、返却時の査定額が残価を下回ると差額を請求されます(残価精算リスク)。例えば、事故で修復歴がついたり、車内がひどく汚れていたり、あるいは不人気色で相場が暴落していたりすると、返却時に数十万円の支払いを求められる可能性があります。

カリノル
カリノル

しかし、「買取」を選べばこの査定プロセス自体が不要になります。

市場価値がどうであれ、契約時に決めた「残価」を支払えば車はあなたのものです。「査定額が低いから追加で払え」と言われることはありません。

つまり、「返却すると追加請求されるが、買い取れば追加請求なし(残価のみ)」という状況において、買取は強力なリスク回避手段となります。自分のミスで車を傷つけてしまった場合などは、修理して返すより、買い取って乗り潰す方が経済的損失が少ないケースが多いのです。

5. 乗り換えの手間と納車待ち時間の削減

昨今の自動車業界では、半導体不足などの影響で新車の納期が長期化する傾向にあります。契約満了で車を返却し、次の車を注文しようとしたら「納車まで1年待ち」と言われ、その間の足がなくなる…というトラブルも現実に起きています。

エンキロで今の車を買い取るのであれば、車は手元にあり続けます。納車待ちはゼロ秒です。

また、新たな車選び、ディーラーとの商談、審査、書類集めといった膨大な手間も省略できます。契約満了のタイミングで事務的な手続き(所有権移転)を行うだけで、スムーズにカーライフを継続できるのは、忙しい現代人にとって大きなメリットと言えるでしょう。

エンキロ買取にかかる費用と知っておくべきデメリット

メリットが魅力的なエンキロの買取ですが、当然ながらコストやリスク(デメリット)も存在します。これらを事前に把握しておかないと、いざ満了時になって「お金が足りない!」と慌てることになります。指定キーワードの「費用」を中心に、ネガティブな側面もしっかり解説します。

買取時に発生する費用の全内訳(事務手数料・税金)

買取を選択した際に支払う必要があるのは、「残価」だけではありません。車を自分の名義にするためには、以下のような諸費用が発生します。

費用の項目内容・目安備考
車両買取価格設定残価 - (支払済距離料金 - 税金・経費)メインの支払いです。距離料金の還元により変動します。
事務手数料名義変更手続き代行費用などリース会社によって異なりますが、数千円〜数万円程度が一般的です。
自動車税(環境性能割)車の取得時にかかる税金取得価額(買取価格)が50万円以下の場合は非課税になることもあります。
リサイクル料金車の廃棄時に必要な費用の預託金リース期間中はリース会社が負担(預託)していましたが、所有者になるあなたが支払う必要があります(1〜2万円程度)。
自動車税(種別割)毎年の税金の月割り分買取時期によっては、年度の残り期間分の税金を精算して支払います。
自賠責保険料強制保険の未経過分相当額リース期間に含まれていた自賠責保険の残り期間分を精算します。
車検費用法定費用+整備費用契約満了と車検切れが同時の場合、買い取った直後に車検を通す費用(10万円〜)が必要です。

注意点:これらの費用は、原則として一括払いが求められます(車両代金部分はローン可でも、諸費用は現金振込が必要なケースが多い)。契約満了のお知らせが届いたら、見積もりをしっかり確認し、諸費用分の現金を確保しておく必要があります。

まとまった資金準備(現金・再ローン)の必要性

これが最大のハードルです。

月々1〜2万円で乗れていたとしても、買取時には「残価(例えば50万円〜100万円)」を一気に支払う必要があります。

  • 現金一括払い: 資金に余裕があればベストですが、急な出費としては大きいです。
  • 再ローン(マイカーローン): 残価分を分割払いにする方法です。しかし、これには「再審査」が必要です。

もし、リース契約期間中に転職して年収が下がっていたり、他の借入が増えていたり、クレジットカードの支払いを滞納していたりすると、再ローンの審査に通らない可能性があります。

「買い取りたいのにお金が用意できず、ローンも通らない」となると、泣く泣く車を返却(しかも傷があれば違約金発生)せざるを得ないという最悪の事態になりかねません。契約満了に向けて、信用情報の管理と資金の積立は必須です。

維持費(車検・メンテ)が自己負担になるタイミング

エンキロの契約期間中は、メンテナンスパックに加入していれば、車検代やオイル交換代、毎年の自動車税もコミコミで、支払いはフラットでした。

しかし、買い取って自分の車になった瞬間から、これらは全て自己管理・自己負担になります。

  • 「来月は車検だから10万円用意しなきゃ」
  • 「5月になったから自動車税の納付書が届いた(3〜5万円)」
  • 「タイヤが減ってきたから交換しなきゃ(数万円)」

こういった突発的な出費が家計を直撃するようになります。これまで「月額料金」しか見ていなかった人は、家計管理のモードを「所有者モード」に切り替える必要があります。

市場価格下落時のリスク管理

メリットの裏返しになりますが、もしその車が極端な不人気車となり、中古車市場での価値が「0円」に近くなってしまったとしても、買取を選ぶなら「設定された残価(例えば50万円)」を支払わなければなりません。

経済合理性だけで言えば、市場価値0円の車に50万円を出すのは損です。この場合は「返却」を選び、規定の精算金を支払って手放す方が、トータルの損失は少なく済むかもしれません。

「買取」は万能の解決策ではなく、「その車の価値(自分にとっての価値も含め)」が「支払う残価」に見合っているかを冷静に判断する必要があります。

エンキロ専用自動車保険と買取時の関係

車を買取って自分のものにする際、忘れてはならないのが「自動車保険(任意保険)」の手続きです。エンキロには専用の「エンキロくるまのリース保険」がありますが、買取時にはどうなるのでしょうか。

エンキロくるまのリース保険のメリット

エンキロでは、リース契約者向けに特化した自動車保険「くるまのリース保険」を提供しています。この保険には、通常の自動車保険にはない強力なメリットがあります。

  1. 中途解約費用の補償(リースカー車両費用特約):
    万が一、全損事故(修理不能)や盗難に遭ってリース契約が強制解約になった場合、通常なら高額な「中途解約金(違約金)」を一括請求されます。しかし、この保険に入っていれば、中途解約金と同額の保険金が支払われるため、自己負担がゼロになります。これは一般の保険には付帯できない、リース専用の特約です。
  2. プチ補償(無償付帯):
    バンパーの擦り傷、ドアミラーの破損、フロントガラスの飛び石など、保険を使うと等級が下がってしまうような「小さな損害」に対し、等級ダウンなし(保険を使わずに)で修理費を最大3万円まで補償してくれるサービスです。
  3. 長期契約による保険料の安定:
    リース期間に合わせた長期契約が可能で、期間中に事故で保険を使っても、契約期間中は保険料が上がらない(等級ダウンの影響を先送りできる)メリットがあります。

買取後の保険切り替え手続き

車を買取ると、所有者がリース会社から「あなた」に変わります。これに伴い、保険の契約内容も変更(あるいは新規加入)する必要があります。

  • リース特約の消滅: 買取によってリース契約が終了するため、前述の「中途解約費用補償」などのリース専用特約は外れます。
  • 等級の引き継ぎ: エンキロの保険で育った「等級(無事故割引)」は、買取後の新しい保険契約にも引き継ぐことができます。
  • 車両保険金額の見直し: 車の時価額に合わせて、車両保険の設定金額を見直す必要があります。

買取の手続きと同時に、保険会社(または代理店)への連絡を忘れないようにしましょう。無保険期間ができないよう、納車日(名義変更日)に合わせて切り替えるのが鉄則です。

エンキロ買取までの具体的な流れと手続き

最後に、実際にエンキロで車を買い取る際の流れをステップごとに解説します。これを知っておけば、いざという時に慌てずに済みます。

1. 満了通知の受け取りと意思表示

契約満了の約2〜3ヶ月前になると、エンキロ(または提携リース会社)から「リース期間満了のお知らせ」という書類が郵送で届きます。

ここには、契約満了日と、その後の選択肢(返却・買取・再リース)が記載されています。

書類にある回答欄で「買取(購入)」にチェックを入れ、期限内に返送します。Webのマイページ等から手続きできる場合もあります。

2. 最終見積もりの提示

あなたの意思表示を受けて、リース会社が最終的な買取金額を計算します。

ここで初めて、「距離料金の精算額」が確定します。

  • 設定残価:◯◯円
  • 未払い距離料金など:+△△円
  • 距離料金還元額:-□□円(これが大きいほど安くなる!)
  • 事務手数料・税金等:+●●円
  • 支払総額:◎◎円

この見積書を確認し、金額に納得できれば正式な売買契約に進みます。

3. 支払いとローン審査

支払い方法は、大きく分けて2つです。

  • 銀行振込: 指定された期日までに、現金一括で振り込みます。
  • ローン(分割払い): リース会社が提携するクレジット会社の審査を受けます。審査に通れば、分割払い契約を結びます。

※この時点で、車検費用や自賠責保険料の別途支払いが必要になる場合もあるため、案内をよく確認してください。

4. 名義変更書類の提出

車検証の名義を「リース会社」から「あなた」に変えるための書類を用意します。通常、以下の書類が必要です。

  • 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
  • 委任状(実印を押印)
  • 車庫証明書(保管場所が変わらない場合でも、所有者変更に伴い再取得が必要なケースが一般的です)

これらの書類をリース会社(または提携行政書士)に返送します。

5. 手続き完了・所有権移転

支払いの確認と書類の不備がないことが確認されると、リース会社側で名義変更手続きが行われます。

後日、新しい車検証(所有者欄があなたの名前になったもの)が郵送で届きます。

これで晴れて、車は名実ともにあなたのマイカーとなります!走行距離を気にせず、カスタムするもよし、乗り潰すもよし、自由なカーライフの始まりです。

まとめ

エンキロにおける「買取」は、単なるオプションの一つではありません。「走った分だけ払う」というエンキロ独自の仕組みを最大限に活かし、支払ったコストを資産に変えるための非常に合理的な出口戦略です。

エンキロの買取がおすすめなのはこんな人:

  • 距離料金をたくさん支払った人(還元額が大きく、実質的な値引き効果が高い)
  • 車に愛着があり、状態が良い人(ワンオーナー中古車として乗り続ける価値がある)
  • 走行距離超過などのペナルティを回避したい人
  • まとまった資金(残価分)を用意できる、またはローンが組める人

ローン購入とどっちが得か?

  • 総額重視・長期保有確定なら「ローン」:金利負担のみで済むため、10年乗るならこちらが安い。
  • 月々の安さ・柔軟性重視なら「エンキロ」:初期費用0円、月額低減、最後に「返すか買うか」を選べる自由度が価値。キャッシュフローを重視する現代的な賢い選択。

エンキロは、これまでの「カーリースは高い」「自分のものにならない」というデメリットを、独自の料金システムと柔軟な契約満了オプションで解消しています。

契約満了時に「買取」というカードを切ることで、それまで支払ってきた距離料金を無駄にせず、賢くマイカーを手に入れる。それは、変化の激しい時代における新しい車の持ち方と言えるでしょう。

まずは、ご自身のライフスタイルで「月にどれくらい走るか」をシミュレーションし、契約満了時にどれくらいの距離料金が溜まっているか(=どれくらい買取価格が安くなるか)を想像してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

よくある質問

最後に、エンキロの買取に関してよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 契約の途中でも車を買取ることはできますか?

いいえ、原則としてできません。

エンキロの買取オプションを行使できるのは、あくまで「契約満了時」のみです。契約期間の途中で車を自分のものにすることは認められていません。

どうしても途中で解約したい場合は、中途解約金を支払って車を返却する必要があります。この場合、車は手元に残らない上に高額な費用がかかるため、最も損をするパターンになります。契約期間は慎重に選びましょう。

Q2. 買取時にローンを組むことはできますか?

はい、可能です。

買取に必要な資金(残価など)を一括で用意できない場合、新たにローン(分割払い)を組んで支払うことができます。

ただし、これはリース契約とは別の新たな借入となるため、改めて信販会社の審査が必要になります。契約期間中にクレジットカードの滞納などがあると、ここで審査に落ちてしまい、買い取りたくても買い取れない(=返却せざるを得ない)状況になるリスクがあります。

Q3. 事故で車にキズがある場合、買取金額は高くなりますか?

いいえ、買取金額は契約時の設定残価がベースです。

ここが「返却」と大きく違うメリットです。「返却」する場合は、キズの修理費用(原状回復費用)として査定減点分の追加請求が発生します。しかし、「買取」を選んだ場合は、キズがついたままの状態で自分の車になるだけです。

したがって、エンキロに対して追加で修理費を払う必要はありません(自分で直すならその費用はかかります)。「直して返すより、買い取った方が安い」というケースは多々あります。

Q4. 距離料金が残価より多くなったら本当にお金が戻ってくるのですか?

はい、規定に基づき返金される可能性があります。

エンキロのカスタマーセンター等の情報によると、支払った距離料金(から税金・経費を除いた額)が設定残価を上回った場合、その超過分は返金処理される仕組みになっています。

つまり、たくさん走って距離料金を払い続けたヘビーユーザーは、最終的に車をタダ同然(あるいはプラス収支)で手に入れられる可能性があります。これはエンキロならではの非常にユニークでユーザー有利な制度です。

Q5. 事務手数料はいくらかかりますか?

数千円から数万円程度かかる場合があります。

具体的な金額は契約書や時期によって異なりますが、名義変更の手続き代行費用などが事務手数料として請求されます。また、これとは別にリサイクル料金や自動車税の月割り分などの法定費用も実費で必要になります。買取価格ギリギリの資金しか用意していないと足りなくなる恐れがあるため、余裕を持った準備をおすすめします。

ABOUT ME
カリノル
カリノル
国内某メーカーの正規ディーラーにて10年間勤務。新車・中古車販売、査定、保険、ローン組成まで、自動車契約のあらゆる実務を経験。 現役時代は「会社の利益」と「お客様のメリット」の板挟みに悩みましたが、退職した現在は完全に中立な立場で情報を発信しています。特に、複雑化する「残クレ」や「KINTO」に関しては、パンフレットに書かれないデメリットや、契約後のトラブル事例を熟知しています。 このブログでは、元プロだからこそ知っている「営業トークの裏読み」や「支払い総額を抑えるための裏技」を包み隠さず公開しています。車選びで絶対に後悔したくない方は、ぜひ他の記事も参考にしてください。
カンタン3分で完了
\料金シミュレーションを試す/
エンキロ公式サイトはこちら
カンタン3分で完了
\料金シミュレーションを試す/
エンキロ公式サイトはこちら
記事URLをコピーしました