カーリース「車がもらえる・残価設定なし」の罠!甘い言葉に隠されたデメリット

カリノル
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カーリースにおける「残価設定なし(もらえるプラン)」は、決して巧妙な値引きシステムではありません。将来の車の価値を差し引かず、車両本体価格の全額を分割で支払っているだけの単純な仕組みです。

「最後に車がもらえる」という魅力的な言葉の裏には、月額料金を安く見せるために7年から9年といった超長期契約を前提とする大きな罠が隠されています。

契約期間が長引けば長引くほど、転勤や結婚、出産といったライフスタイルの変化による中途解約のリスクは飛躍的に高まります。カーリースは原則として中途解約ができず、万が一解約となった場合には法外な違約金が一括で請求される恐れがあります。

この致命的な罠を回避するためには、契約満了の数年前から違約金なしで乗り換えや返却が自由に行える柔軟な特約プランを選ぶなど、将来の変化に備えた賢い選択が不可欠です。

この記事でわかること
  • カーリースの「残価設定なし(もらえるプラン)」の本当の仕組み
  • 車がもらえることで得られるメリットと、その後に発生する維持費の真実
  • 超長期契約に潜む中途解約リスクと高額な違約金の恐ろしさ
  • ライフスタイルの変化や全損事故による強制解約から身を守る防衛策
  • 罠を回避し、安全かつお得に新車に乗るためのカーリースの選び方
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カーリース歴5年。「定額コミコミ」の甘い言葉を信じて契約するも、ベテランドライバーなのに等級が活かせない保険や、走行距離のプレッシャーで大後悔…。私と同じ「調査不足による失敗」をする人をゼロにするため、カーリースの裏側とミスマッチを防ぐ情報を本音で発信中です!
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カーリースの「残価設定なし(もらえるプラン)」とは?仕組みを解説

近年、カーリース会社各社がこぞって「契約満了後にそのまま車がもらえる」というプランを打ち出しています。利用者の視点に立てば、長年支払い続けた車が最終的に自分のものになるというのは非常に魅力的に映ります。

しかし、このサービスがどのような資金構造で成り立っているのかを正しく理解していないと、後になって取り返しのつかない後悔を抱えることになります。

ここでは、もらえるプランのベースとなっている「残価設定なし」という仕組みについて、通常のカーリースとの違いを交えながら詳しく解説していきます。

通常のカーリース(残価設定あり)との構造的な違い

カーリースというサービスの最大の特徴は、月額料金を安く抑えるために「残価(ざんか)」という概念を取り入れている点にあります。

※残価とは、契約期間が終わったときにその車を中古車として売ったらいくらになるか、という「将来の下取り予想価格」のことです。

通常のカーリースでは、車両本体価格からこの「残価」をあらかじめ差し引きます。そして、残った金額に対して、契約期間中の税金や自賠責保険料などを足し合わせ、契約月数で分割します。つまり、利用者は車の全額を負担するわけではなく、「自分が乗る期間分の価値だけ」を支払えばよい仕組みになっています。

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これが、月々1万円台といった安い料金で新車に乗れる理由です。

一方で、「もらえるプラン」に採用されているのは「残価設定なし」という仕組みです。将来の残価を一切差し引かず、車両本体価格の100%を契約期間で分割して支払います。構造としては、銀行などでマイカーローンを組み、頭金なしで車の全額を分割払いしている状態とほぼ同じです

比較項目通常のリース(残価設定あり)もらえるプラン(残価設定なし)
車両代金の支払い割合残価を引いた一部のみ車両本体の全額(100%)
月額料金の傾向安く抑えやすい高くなりやすい(超長期で安く見せる)
契約満了時の扱い原則として車を返却する名義変更して自分の車になる
満了時の追加請求車の傷や走行距離によっては発生する発生しない(車を返さないため)

▶関連記事:カーリースの仕組みと契約方式(残価設定の罠など)について詳しく知る

このように、もらえるプランは決して魔法のように車が安く手に入る仕組みではなく、単純に「全額を支払っているから、最後に自分のものになる」というだけの構造であることをまずは認識しておきましょう。

走行制限距離の超過や原状回復費用を気にしなくて済むメリット

残価設定なし(もらえるプラン)の仕組みには、実は利用者にとって非常に大きなメリットが存在します。それは、カーリース特有の煩わしい制限から完全に解放されることです

通常のカーリースでは、数年後に車を返却することが前提となっています。そのため、リース会社は車の価値(残価)を保つために、厳しいルールを設けています。例えば、「1ヶ月に走っていいのは1,000kmまで」といった走行距離制限です。また、車を返すときには「原状回復(げんじょうかいふく:車を借りたときのきれいな状態に戻すこと)」が求められます。

もし制限を超えて走ってしまったり、車に傷をつけてしまったりすると、契約が終わるときに高額な追加費用を請求されるリスクがあります。

▶関連記事:カーリースでアイコス(電子タバコ)を吸うとバレる?返却時の高額クリーニング代の罠

▶関連記事:カーリースは犬(ペット)の同乗NG?返却時の違約金トラブルを防ぐ完全対策マニュアル

しかし、もらえるプランであれば、最終的に車はリース会社に返さず、自分のものになります。返す必要がないため、リース会社から車の状態をチェックされることもありません。そのため、以下のような自由な使い方が可能になります。

もらえるプランならではの自由な使い方具体的なメリット
走行距離を気にしない毎週末の長距離ドライブや旅行、日々の長距離通勤でも追加料金の心配がありません。
汚れや臭いを気にしない小さな子供がジュースをこぼしたり、ペットを乗せて毛が落ちたりしても精算トラブルになりません。
自由なカスタマイズカーナビを好きなものに付け替えたり、タイヤのホイールを自分好みに変えたりすることができます。
小さな傷に寛容になれる駐車場で少し擦ってしまっても、自分の車なので修理するかどうかを自由に決められます。

このように、月額定額というカーリースの手軽さを持ちながら、マイカーと全く同じ感覚で気兼ねなく車を使えるのは、もらえるプランの圧倒的な魅力です。

契約満了後に名義変更を行い、完全にマイカーとして所有できる

もらえるプランの契約期間が無事に満了すると、正式な手続きを経て、車の所有者がリース会社から利用者自身へと変わります。これを名義変更と呼びます。

名義変更が完了すれば、その車は完全にあなたの財産となります。何年も大切に乗って愛着が湧いた車に、そのまま乗り続けることができるのは大きな喜びです。

また、もしそのタイミングで新しい車に乗り換えたくなった場合は、中古車買取店などに自由に売却して、まとまったお金を手に入れることも可能です。月々支払ってきたお金が完全に掛け捨てにならず、車の価値として手元に残るのは、精神的な安心感にもつながります。

ただし、ここで一つ注意しなければならない点があります。車が完全に自分のものになった後は、これまで月額料金にすべて含まれていた維持費を、ご自身で管理し支払っていく必要があるということです。

カーリース契約中と契約満了後(名義変更後)の費用の違い契約中満了後(自分の車になった後)
毎年の自動車税・軽自動車税月額料金に含まれる毎年5月に自分で一括払いする
車検時の法定費用(重量税・自賠責保険)月額料金に含まれる2年ごとの車検時に自分で支払う
定期メンテナンス費用(オイル交換など)プランによっては含まれる都度、実費で支払う

「車をもらえたから、これからはガソリン代だけで乗れる」と勘違いしていると、翌年の5月に届く自動車税の納付書や、数十万円単位になる車検費用の請求に慌てることになります。

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もらった後も、維持費の貯金は計画的に行わなければなりません。

絶対に知っておくべき「もらえるプラン」に潜む3つの恐ろしい罠

ここまでの解説を読むと、「走行制限がなくて、傷も気にしなくてよくて、最後は車がもらえるなら、絶対にもらえるプランの方が得だ」と感じるかもしれません。しかし、冒頭でお伝えした通り、この甘い言葉の裏には、利用者を精神的にも経済的にも追い詰める可能性のある恐ろしい罠が潜んでいます。

ここからは、カーリースを検討するなら絶対に知っておかなければならない、3つの致命的なデメリットを浮き彫りにしていきます。

罠①:7年〜9年以上の超長期契約が前提となる(ライフスタイルの変化に対応できない)

残価を差し引かず、車の代金を全額支払う「もらえるプラン」は、通常のカーリースと比べて当然ながら支払う総額が大きくなります。リース会社は、この高くなった総額を「月々1万円台」という魅力的な安い金額に見せるため、支払いの回数を極端に増やすという手法をとります。

そのため、もらえるプランの多くは「7年」「9年」「11年」といった、気の遠くなるような超長期契約を条件としています。実際に、有名なカーリース会社の条件を見てみましょう。

リース会社名もらえるプランの名称必要な契約期間の条件
カーリースカルモくんもらえるオプション7年以上の契約が必須
MOTAカーリース全プラン標準で車がもらえる7年、9年、11年から選択

契約期間が長くなればなるほど、月々の負担が減るのは事実です。しかし、7年から11年という長い年月は、私たちのライフスタイルを劇的に変えてしまうには十分すぎる時間です。

▶関連記事:カーリースに向いている人・向いていない人の決定的な違い!

例えば、25歳の独身のときに「月々が安いから」と9年契約でコンパクトカーをリースしたとします。9年後といえば34歳です。その間に結婚し、子供が2人生まれるかもしれません。そうなればコンパクトカーでは手狭になり、大きなミニバンへの乗り換えがどうしても必要になるでしょう。

また、シニア世代の方にも同じようなリスクがあります。70歳で7年契約を結んだ場合、77歳までその車に乗り続けることになります。しかし、その間に視力が低下したり、体調を崩したりして、やむを得ず運転免許を返納しなければならない事態が起こる可能性は決して低くありません。

▶関連記事:カーリースは免許返納で解約できる?高額な違約金請求を回避する方法

超長期契約を結ぶということは、これから起こるかもしれない数々のライフイベントの変化に対して、「何があっても絶対にこの車に乗り続ける」という非常に重い縛りを自分に課すことを意味するのです。

罠②:原則中途解約ができないため、途中で不要になっても高額な違約金が発生する

カーリース最大のデメリットであり、トラブルの火種となりやすいのが「原則として中途解約ができない」という厳しいルールです。

カーリース会社は、利用者のために新車をディーラーから全額支払って買い上げ、それを貸し出しています。もし途中で勝手に解約されてしまうと、リース会社は立て替えた車の代金を回収できず、大きな赤字を抱えてしまいます。そのため、契約期間中の解約や、「やっぱりもらえるオプションをやめたい」といった契約内容の途中変更は、固く禁じられているのです。

もちろん、海外への転勤が決まった、重い病気になって運転できなくなった、といったやむを得ない事情があれば、例外的に中途解約が認められるケースはあります。

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しかし、解約できたからといって、無傷で済むわけではありません。

中途解約に至った場合、利用者は「残りの契約期間で支払うはずだったリース料の総額」をベースにした違約金を支払う義務が生じます。この違約金は、分割ではなく「一括払い」で請求されるのが一般的です。

例えば、月額3万円の9年契約(108ヶ月)で、3年(36ヶ月)しか経っていないのに解約する場合、残り6年分(72ヶ月)の支払いが残っています。単純計算で「3万円 × 72ヶ月 = 216万円」近い金額がベースとなり、そこから様々な調整が加わった額を一括で支払わなければならないのです。

「月々の支払いを安くしたい」という理由で安易に超長期契約を結んでしまうと、いざというときに家計を一撃で破綻させるほどの高額な違約金リスクを抱え込むことになります。これこそが、もらえるプランの最大の罠と言えます。

▶関連記事:カーリースはデメリットだらけでやめとけ?絶対後悔しない完全回避

罠③:車両本体価格が安くなっている訳ではなく、金利相当分の負担が重い

カーリースの広告で「月々1万円台から新車がもらえる」という言葉を見ると、まるで車そのものが大幅に値引きされて安く買えるような錯覚に陥ります。しかし、これは完全な誤解です。

カーリースは銀行のマイカーローンのような借金ではありませんが、月額料金の中にはリース会社の利益や、お金を立て替えていることに対する「金利相当分(リース料率)」がしっかりと組み込まれています。

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契約期間が7年、9年、11年と延びれば延びるほど、この金利相当分を長期間にわたって支払い続けることになります。

結果として、現金で一括購入した場合や、短い期間でローンを組んだ場合と比較して、契約が終わるまでに支払うトータルの金額(支払総額)は大きく膨れ上がってしまいます。

もらえるプランは、「魔法のように車が安くなるシステム」ではなく、「全額払いの重い負担を、超長期の分割払いで薄く引き延ばし、その代償として多額の手数料をリース会社に支払い続けるシステム」であることを、正しく理解しておく必要があります。

長期契約中に中途解約となった場合の違約金の仕組み

長期契約のリスクをよりリアルに感じていただくために、万が一中途解約となった場合、どのような計算式で違約金が請求されるのか、その具体的な仕組みを解説します。

残りのリース料総額+設定残価(ある場合)から未経過分を引く計算式

カーリースの中途解約における違約金は、リース会社によって多少の違いはありますが、一般的に以下のような計算式で算出されます。

違約金の計算ステップ具体的な内容
① ベースとなる金額を出す「残りのリース期間の月額料金の合計」+「設定されていた残価(もらえるプランの場合は基本的にゼロ)」
② 払わなくていい分を引く契約に含まれていたが、解約によって不要になった未来の税金、自賠責保険料、車検などのメンテナンス費用(未経過分)を引く
③ 車の価値を引く返却された車を査定し、その時点での中古車としての価値(査定額)を引く

この計算式で算出された金額が、最終的な違約金として請求されます。

計算式を見ると「車の査定額を引いてくれるなら、そこまで高くならないのでは?」と思うかもしれません。しかし、もらえるプランは契約期間が長いため、解約するタイミングによっては車の価値が予想以上に大きく下がっており、ほとんど差し引かれないケースも多々あります

また、もし車に傷や汚れ、予定以上の走行距離があれば、その分車の価値は下がり、結果的に違約金が高額になってしまいます。

▶関連記事:カーリースの残価精算が払えない!満了時の高額請求トラブルを回避する抜け道

数年以内の転勤、結婚、出産予定がある人は長期契約を避けるべき理由

前述の違約金の計算式からもわかる通り、契約から数年しか経っていない「初期から中盤」での解約は、残りの期間が長いため、莫大な違約金を発生させます。

そのため、自身の将来を考えたときに、少しでも不確実な要素がある方は、もらえるプランの超長期契約を避けるべきです。

  • 「今は独身で自由だが、2〜3年後には結婚して子供が欲しいと考えている」
  • 「会社で数年以内に転勤や海外赴任の可能性がある」
  • 「親の介護が始まるかもしれないため、将来は福祉車両が必要になるかもしれない」

このような将来のイベントが少しでも予想されるのであれば、目先の「月額料金の安さ」に釣られて7年以上の契約を結ぶのは非常に危険です。

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ライフスタイルが変わって車が不要になったり、乗り換えが必要になったりしたときに、身動きが取れなくなってしまいます。

さらに恐ろしいのは、契約者本人が万が一亡くなってしまった場合です。契約者が死亡したからといって、リース契約が綺麗に消滅するわけではありません。多くの場合、車は遺族に引き継がれるか、解約して遺族が違約金を支払う義務を負うことになります。

▶関連記事:カーリース契約者の死亡で違約金は遺族が払う?中途解約の全手順と回避策

任意保険(リースカー車両費用特約)で全損や盗難リスクに備える重要性

ライフスタイルの変化による解約は、ある程度自分で予想したりコントロールしたりすることができます。しかし、カーリースにおいて本当に恐ろしいのは、自分自身の意思とは全く無関係に「強制的に解約させられてしまう」ケースです。それが、「事故による全損」「車の盗難」です。

全損とは、車が激しく壊れて修理が不可能になったり、修理費用が車の価値を上回ってしまったりする状態を指します。リースしている車が全損になったり、盗まれて手元からなくなったりした場合、リース契約を続ける対象物がなくなってしまうため、その時点で問答無用で「強制解約」となります。

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「事故に遭ったのは不運だけど、車がなくなったならもう払わなくていいよね」とはなりません。

リース会社は車の代金をまだ回収しきれていないため、利用者に対して、先ほどの計算式に基づいた高額な中途解約費用(違約金)を一括で請求してきます。しかも全損の場合、車の査定額(価値)はゼロ円になってしまうため、差し引かれる金額がなく、違約金は最大化します。

事故で大切な車を失い、さらに数百万円の請求書が届く。自己破産に直結しかねないこの最悪の事態から身を守る唯一の手段が、任意保険(自動車保険)への加入です。

▶関連記事:カーリースに任意保険は絶対必要!自賠責との決定的な違いと全損事故の恐怖

▶関連記事:カーリースで自損事故を起こし全損・廃車になるとどうなる?強制解約と違約金の恐怖

ただし、一般的な車両保険に加入するだけでは不十分な場合があります。通常の車両保険は、車の「時価額(その時点での一般的な価値)」までしか補償されません。しかし、カーリースの違約金は時価額を上回ることが多く、その差額は自己負担となってしまいます

そこでおすすめなのが、「リースカー車両費用特約」というカーリース専用の特約を付けることです。この特約を付けておけば、万が一全損や盗難で強制解約になった場合でも、発生した中途解約費用の全額(免責金額を除く)が保険金として支払われます。高額な違約金を自分の財布から出す必要がなくなるため、超長期契約の不安を劇的に減らすことができます。

罠を回避して「もらえるプラン」でお得に新車に乗るための対策

ここまでの解説で、もらえるプランの裏にある「超長期契約」と「中途解約の違約金」という罠の恐ろしさが十分に伝わったかと思います。しかし、カーリースというサービス自体が悪いわけではありません。正しい知識を持ち、自分に合った適切なリース会社とプランを選ぶことができれば、これらの罠は完全に回避することができます。

最後に、リスクを最小限に抑えつつ、もらえるプランでお得に新車に乗るための具体的な3つの防衛策を紹介します。

契約満了の数年前(2年前など)から原則追加料金なしで返却や乗り換えができるプランを選ぶ

長期契約による中途解約リスクを無効化する最も強力な対策は、「契約の途中で、解約や車の乗り換えが自由にできるようになる特約」が用意されているカーリースを選ぶことです。

その代表的なサービスが「MOTAカーリース」です。MOTAカーリースは、すべての車種で最後に車がもらえるプランを標準採用していますが、最大の特徴は「契約満了の2年前から、原則として追加の違約金なしで車の返却や乗り換えが可能になる」という独自のルールにあります

MOTAカーリースの契約期間違約金なしで解約・乗り換えができる時期
7年契約5年経過後(残り2年)からいつでも可能
9年契約7年経過後(残り2年)からいつでも可能
11年契約9年経過後(残り2年)からいつでも可能

例えば、月額料金を安くするために9年契約を結んだとします。通常なら9年間は絶対に解約できないという重い縛りになりますが、MOTAカーリースであれば、7年が経過した時点から、ライフスタイルの変化に合わせて自由に車を手放すことができるようになります。

子供が大きくなったからミニバンに乗り換える、免許を返納するから車を返す、といった選択が違約金なしで行えます。もちろん、何も変化がなくそのまま乗り続ければ、9年後には予定通り車をもらうことができます。「長期契約による月額料金の安さ」と「中途解約による高額違約金リスクの回避」を見事に両立させたこの仕組みは、もらえるプランを検討する上で最も有力な選択肢と言えるでしょう。

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自身の将来の計画を具体的にシミュレーションし、身の丈に合った期間を設定する

柔軟な特約プランを選ぶことに加えて、契約前の自己分析も欠かせません。「月々1万円台」という目先の安さだけにとらわれず、ご自身の将来のライフプランをできるだけ具体的にシミュレーションしてください。

  • 家族構成の予想: 3年後、5年後、7年後に家族が増えたり減ったりする予定はないか。
  • 仕事の環境: 転職や転勤、独立などで通勤スタイルが大きく変わる可能性はないか。
  • 住環境の変化: マイホームの購入や引っ越しなどで、駐車場事情が変わらないか。

シミュレーションの結果、「向こう5年間は間違いなく今のライフスタイルが続くが、それ以降はどうなるか全く分からない」という結論に至ったのであれば、安易に9年や11年の契約を結ぶべきではありません。

月額料金が多少上がったとしても、5年契約など身の丈に合った現実的な期間を選ぶことが、結果的に違約金トラブルを防ぐ最大の自衛策となります。万が一に備えるなら、契約期間は「確実に見通せる未来」の範囲内に収めるのが鉄則です。

月額料金だけでなく、契約期間全体の「支払い総額」で他社と比較する

もらえるプランを複数の会社で比較検討する際、絶対にやってはいけないのが「月額料金の安さだけで決めること」です。必ず「月額料金 × 契約月数」で算出される「支払い総額」を確認してください。

同じ車種、同じ契約年数であっても、リース会社によって設定されている金利相当分(手数料)の割合や、月額料金に含まれているメンテナンスの範囲(車検代やオイル交換代が含まれているかなど)が異なります。

A社の方が月額料金は2,000円安く見えても、よく計算してみるとボーナス払いが設定されていたり、車検代が含まれていなかったりして、トータルの支払総額ではB社の方が圧倒的に安く済む、というケースは頻繁に起こります。

▶関連記事:カーリースの審査基準と落ちないための7つの対策!年収・ブラックリストの壁を越える方法

また、優良なリース会社を選ぶ際は、総額の安さだけでなく「中途解約に対する柔軟なルールの有無」「もらえるオプションの条件」「困ったときのサポート体制」などを総合的に判断する必要があります。失敗しないための具体的な比較基準や、あなたの条件に合った優良会社の見つけ方については、以下の記事で徹底的に解説していますので、契約前に必ず併せて確認してください。

▶関連記事:【完全保存版】失敗経験者が教える!後悔しないカーリースの選び方とおすすめ比較

まとめ

カーリースの「もらえるプラン(残価設定なし)」は、将来的な走行距離制限や傷による追加請求のリスクから完全に解放され、マイカーと全く同じ感覚で気兼ねなく車を利用できる素晴らしいメリットを持っています。最終的に車を自分の資産にできる点も大きな魅力です。

しかし、その実態は「車両本体価格の全額を超長期の分割払いで支払っている構造」であり、決して車が安く買える魔法ではありません。月額料金の安さを実現するために7年〜9年といった超長期契約を結ぶことになり、その間に起こるライフスタイルの変化に対応できず、中途解約による高額な違約金を抱え込む「罠」が潜んでいることを決して忘れてはなりません。

この罠を回避し、安全にカーリースを利用するためには、全損事故による強制解約に備えた「リースカー車両費用特約」付きの任意保険に加入することが必須です。

そして何より、「MOTAカーリース」のように、契約満了の数年前から違約金なしで乗り換えや返却ができる柔軟なプランを選ぶことが、最大の防衛策となります。目先の安さにとらわれず、将来のライフプランと支払総額を冷静に見極め、ご自身に最適なカーリースを選択してください。

よくある質問

もらえるプランで車をもらった後、売却してお金にすることは可能ですか?

はい、全く問題なく可能です。もらえるプランを利用して無事に契約期間が満了すると、名義変更の手続きが行われ、車の所有権がリース会社から利用者へと完全に移転します。所有者があなた自身になるため、そのまま乗り続けるのはもちろん、不要になれば中古車買取業者に売却して現金化することも自由です。人気車種や、大切に乗って状態が良い車であれば、売却代金を次に乗る車の購入資金などに充てることも十分に可能です。

残価設定なしのリースと、銀行のマイカーローンで購入するのではどちらがお得ですか?

どちらがお得かは、「金利負担の少なさ」と「家計管理の楽さ」のどちらを重視するかによって異なります。

比較ポイント銀行のマイカーローンカーリース(もらえるプラン)
金利や手数料の負担比較的低いため、総支払額は安くなりやすいリース料率が含まれるため、総支払額は高くなりやすい
初期費用(頭金など)頭金なしのフルローンも可能原則不要(0円で乗り始められる)
毎年の税金・車検費用の管理その都度、自分で貯金して支払う必要がある月額料金にコミコミなので、突発的な出費がない
車のカスタマイズ自由にできる(所有権が自分や銀行にあるため)自由にできる(最終的にもらえる前提のため)

純粋に「支払う金額のトータルを1円でも安くしたい」と考えるなら、低金利な銀行のマイカーローンを利用して購入する方がお得になるケースが多いです。しかし、カーリースは毎年の自動車税や車検費用などが月額定額にまとめられているため、「車検のたびに何十万円も用意するような、家計を乱されるストレスから解放されたい」という方には、カーリースの方が圧倒的にお得に感じられるはずです。ご自身の家計管理のスタイルに合わせて選ぶことをおすすめします。

▶関連記事:カーリースと残クレ(残価設定型ローン)の違いは?どっちが得か徹底比較

契約の途中で「もらえるオプション」を追加・解除することはできますか?

原則として、契約途中でプランを変更したり、オプションを後から追加・解除したりすることはできません。 例えば、人気のカーリース「ニコノリ」の公式サイトでも、「契約期間中での契約内容のご変更は承っておりません」と明確に記載されていますカーリースは、契約開始時点での条件(オプションの有無、契約期間など)をもとに、リース会社が車の代金や税金を計算し、金融的な契約を固めています。そのため、「最初は通常のリースにしておいて、途中からやっぱり車をもらうプランに変えよう」といった後出しの変更はできません。契約を結ぶ前の段階で、将来車をもらいたいのか、それとも返すのかを慎重にシミュレーションして決定する必要があります。

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